こんにちは。6月8日からタイへ結婚式の撮影に行ってまいりました。
今回は、タイ女性の自宅にて結婚式が行われました。
前日の8日から2日間に渡り、花嫁の自宅にテントを張って親戚をはじめご近所の方がお祝いに駆けつけます。実際の式は9日なので、前日から飲めや歌えやの大騒ぎでした。
式当日は、朝8時頃から、僧侶へのタンブンです。タンブンは僧侶に主にお水、食事、日用品等を渡します。まず僧侶の前に、新郎新婦、親族、参加者が座ります。新郎新婦は僧侶横の仏壇の蝋燭に灯して、お水をお供えします。次に、僧侶からは念仏と祝福のお水をかけて頂き、サイシンと言われる木綿の紐を新郎、新婦の頭に繋ぎます。これは今後悪い事からこの二人を守ってくれるように祈りを込めて巻きます。そして僧侶に食事をお供えします。僧侶の食事が終わると、新郎新婦が僧侶に日用品をお供えして終了。
新郎が新婦を迎えに行く儀式
新婦側は新婦側に渡す結納金や金、バナナの木、お菓子などをカンマークと呼ばれる器に載せて新婦のところまで運んでいきます。ここからが関門です。新郎が新婦を迎えにいく道中(今回は、家の入口と玄関の前)で新婦側の2名1組が行進を糸を使って関所みたいに通せんぼしてきます。この時、新郎側は色々な質問をされたり、また少額のお金を二人に渡しやっと通してもらいます。苦労のすえやっと2人は会うことができました!
結納金のお披露目や、指輪の交換の儀式
新郎側が持ってきた結納金や金、お菓子などを置いた台の隣に新婦の母親が座り、結納金を皆にお披露目します。そして、日本でもおなじみの結婚指輪の交換。金の指輪やブレスレッド、ネックレスを新郎新婦が交互につけていきます。撮影タイムなのでゆっくりつけます。
参加者サイシンをしてもらう儀式
まずは、新郎新婦の手首をサイシンでつなぎます。そして、参加者全員が、2人の幸せを願って、新郎新婦の手首にサイシンをしていきます。ちよっと時間はかかりますが、厳かな儀式です。
最新の代わりに参加者に手に水をかけてもらう儀式で、新郎新婦それぞれの手にランプからゆっくりと水を出してかけていく儀式もあります。
新郎新婦がベッドで良い夢を見る儀式
新郎新婦がベッドに横になり、子沢山、宝くじが当たるなど良い夢を見た振りをします。その後、新郎新婦が同様に、ベッドに横になります。将来良いことが起こる前兆になります。
披露宴
自宅での披露宴は、もう前日から始まっていますので、綺麗な花嫁の撮影会みたいなものです。本当にタイの皆さんは写真が大好き!レンズを向けるとここぞとばかりに集まってきます。
バンコクのホテルなどで行う披露宴では新郎新婦の入場、ウェディングケーキカット、シャンパングラス、インタビュー、ウェディングトスなど日本の結婚式披露宴とほぼ同じです。
いかがでしたか?大まかな流れでしたが、国または地域が違うと色々な結婚式があるものですね。日本でこんなことしたらいくらかかるかわかりませんが、タイでしたら物価も安いので、日本よりお安く結婚式、披露宴ができます。また、バンコク市内では、ホテルでの披露宴が主流になっていますので、1日ですみます。